top of page
CRUMBWORKS

PC画面から見たNAHB2018

一週間前、NAHBS(ノースアメリカハンドメイドビルダーズショー)が閉幕した。 現地に行き、ビルダーたちと話し、今年のハンドメイド自転車の雰囲気を感じた、ということは一切なく、PCの画面に張り付いてひたすらにアップロードされる写真や説明を眺めただけなのだ。立つ瀬がないとはこのこと。 インターネットの情報は現場の1/10000ほどに濾過されてしまっているかもしれないが、その中で自分がわずかながら感じたことを書いて見たいと思う。

1. ネオランドナーの興隆

Best Lugged Frame、Best Road Bikeを受賞したJ.P Weigle氏を始め、Johnny Coast、Chapman Cycle、Royal H Cycle、Panasonicなど伝統的なランドナースタイルながら新旧のパーツをミックスし、懐古的な雰囲気を残しつつ各々独自のスタイルで[ネオランドナー]を造り上げていた。 ガッツリ荷物を積んでのバイクパッキングより、フロントバッグに少量の荷物を積んでの小旅行が今の雰囲気なのかもしれない。

2. シングルスピード[リジッド] MTB

シングルスピードリジッドMTB(ATB)は今後ブームがくるかもしれない。 変速は無いし、サスペンションもない。山を走ればそれなりのテクニックを必要とされ、バイクパッキングでも的確なルートを選ばないとバイクがただのお荷物になってしまう。 「限定的」というのは逆に考えればまだ遊び方の可能性があるということ。このバイクならどういうライドが出来るだろう? そんな妄想を始めれば一見不便な自転車も素晴らしいものに見える。

3. Ultra Nutmegger

僕らの敬愛するULTRA ROMANCE a.k.a. PoppiことBenedict氏の最新バイクがNAHBS 2018でお披露目された。 自転車業界の流行を決めるとまで言われるNAHBSだが、この自転車は特殊すぎて流行の参考にならない。ツーリングバイクと昔のチョッパーバイクが融合したようないでたち。 古くも新しくもない、Benedict氏のためだけの自転車。 自転車は乗り手を表わすというが、これほどまでに人物を表わす自転車はそうそうない。この自転車に乗っているBenedict氏は無垢な少年のようだ。

そしてこの自転車に装備されているドロップハンドル。CRUST Bikesのものです。超ワイドマウンテンドロップバー。 入荷は少し先になりそうですが、乞うご期待!

Comments


bottom of page